英詩を読む

【岩波文庫で読む英詩】ジョン・ダン

今月は、「岩波文庫で読む英詩」ジョン・ダンの特集です。 シェイクスピアよりも古く、16世紀から17世紀にイングランドで活躍した詩人です。 イギリス国教会の聖職者としての地位もあり、 哲学的で難しいイメージがあるのですが、 19世紀のブラウニングや20…

英詩を読む【サウンド・オブ・ミュージック】

今月のテーマは、ミュージカル映画の「サウンド・オブ・ミュージック」。 映画を見ながら、「ドレミの歌」や「わたしのお気に入り」「エーデルワイス」など、 おなじみの曲を口ずさみました。 それぞれ歌詞を見ていくと、 韻が踏んであり、とってもリズムが…

岩波文庫で読む英詩第1回:ホイットマン

今月から「岩波文庫で読む英詩」シリーズがはじまりました。 第1回は、19世紀にアメリカで活躍したホイットマン特集。自由や平等、博愛をうたい、形式にとらわれない詩は、 明治・大正を通じて日本の文壇に大きな影響を与え 夏目漱石や有島武郎も翻訳を手が…

英詩を読む 【旅のお土産話】

今月のテーマは、「旅のお土産話」。 武田先生はこの夏、研究のためにアメリカのアマスト、ボストン、シカゴを訪れたそうです。 アマストでの、詩人エミリ・ディキンスン学会の内容や最新情報、 コンコードでのエマソン研究についてのお話をまじえて、 旅の…

【英詩を読む】詩でめぐる英国の旅〜アイルランド

「詩でめぐる英国の旅」シリーズの最終回は、 アイルランドにたどりつきました。アイルランド最大の詩人にして、 20世紀を代表する詩人のひとり、イェーツの特集です。 イェーツの代表作「The Lake Isle of Innisfree〜イニスフリーの湖島」は、 ロンドンの…

【英詩を読む】lullaby 子守唄

今月は、lullaby 子守唄特集。 武田雅子先生のコレクションから、 おもに英米の子守唄をご紹介いただきました。 たとえば、英国の詩人スティーブンソンの 「My Bed is a Boat ―ぼくのベッドは舟―」は、 こんな絵本を見ながら、詩を読みました。 ベッドに乗っ…

6月の【英詩を読む】夜の部のお知らせ

イギリスやアメリカの詩人が書いた詩を読む「英詩を読む」、 6月8日(水)午後7時からのテーマは、「lillaby(子守唄)」です。 英米の著名な詩人の詩やマザーグースに出てくる童謡など、 子どものために作られた詩を、 たくさんの外国の絵本とともにご紹介…

【英詩を読む】詩で巡る英国の旅〜ロンドンとその近郊

「詩で巡る英国の旅」シリーズの、イングランド編最終回。 ロンドンとその近郊の映像を見ながら、 キーツとブラウニングの詩の世界を味わいました。 キーツは、19世紀に活躍したロマン派の詩人。 25年という短い生涯を詩作に捧げました。 代表作「Ode to a N…

【英詩を読む】シェイクスピアの「空騒ぎ」と旅のお土産話

今月のテーマは、シェイクスピアの「空騒ぎ」と、 アメリカ旅行のお土産話です。 「空騒ぎ」は、シェイクスピアのロマンチック喜劇。 今春、関西のいくつかの大学で上演されるのを前に予習しておくことにしました。 登場人物が大勢いるので、家系図を書いて…

【英詩を読む】ネイティブ・アメリカン(インディアン)の詩

今月は、ネイティブ・アメリカン(インディアン)の詩をお勉強しました。 ナヴァホ族やスー族など、それぞれの種族の言葉を 英語に訳した詩と、日本語訳の詩を交互に読んだり、 ヨーロッパで1,500万枚売れたという、 ネイティブ・アメリカンの詩を集めたCDを…

【英詩を読む】ウィリアム・ブレイク特集

今月は、詩作と絵画でたくさんの作品をのこしたイギリスの奇才、 ウイリアム・ブレイクの特集です。 自分の心情を素直に綴ったブレイクの作品は、 「ロマン派の先駆け」とも表現されています。詩と手書き文字、挿絵のすべてを ブレイク自身が手がけた作品集…

【詩でめぐる英国の旅】イングランド南部その2 ハーディとシェリー

英国を北から南へとたどる「詩で巡る英国の旅」シリーズは回を重ね、 イングランド南部まですすみました。 今月は、イングランド南部出身の詩人ハーディとシェリーの特集です。 ハーディは、生涯に950編もの詩と小説を発表した多作の詩人。 故郷・イングラン…

【英詩を読む】ロセッティと子どものための詩

英語の音の美しさが際立つといわれる、 イギリスの詩人ロセッティの特集です。 「Who Has Seen the Wind?」=「誰が風を見ましたか?」という 一節が有名な詩などを、CDを聞きながら詩の世界を味わいました。 ロセッティの作品を集めた「Sing Song」という詩…

【英詩を読む】チョーサーとT・S・エリオット

今月のテーマは、チョーサーとT・S・エリオット。 時代も作風も異なる二人ですが、 実は作品を通してつながりがあるのだそうです。 チョーサーは「英詩の父」とも呼ばれる、中世イギリスを代表する詩人です。 代表作『カンタベリー物語』は イギリス国教会の…

【英詩を読む】旅のお土産話

武田雅子先生がこの夏に訪れた、イングランドの旅のお土産話。 テーマは2つあり、 〈オックスフォードでのエミリ・ディキンスン学会にまつわるレポート〉と、 〈エリザベス女王とシェイクスピアの時代〉です。 まず、オックスフォードで開かれた、エミリ・デ…

【英詩を読む】9月のお知らせ】

9月の「英詩を読む」のテーマは、朝の部・夜の部とも「旅のお土産話」です。 この夏、武田雅子先生が訪れたイングランドにちなんで、 〈オックスフォードでのエミリ・ディキンスン学会にまつわるレポート〉と、 〈エリザベス女王とシェイクスピアの時代〉の…

【英詩を読む 朝の部】詩で巡る英国の旅 V ロンドンおよびその近郊その1 Blake,Keats

イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクとジョン・キーツの特集です。 「神秘詩人」とも表現されるブレイクは、 キリスト教の思想に影響を受けた 幻想的な詩を数多く発表しています。 詩作とともに絵画も手がけることで 独自の世界観がより強まっていったのだそ…

【英詩を読む 夜の部】ロバート・フロスト特集

アメリカの詩人、ロバート・フロストの特集。 アメリカではフロストの作品は教科書でも紹介されていて、 誰もがその詩を知っていることから「国民詩人」とも呼ばれているのだそうです。 フロストの創作は、長く住んだニューイングランドという土地と深いつな…

【英詩を読む 夜の部】詩で巡る英国の旅III イングランド中部 Milton, C.Rossetti

今月はイギリスを 代表する詩人、 ミルトンとロセッティの特集です。 17世紀に聖職者としても 活動したミルトンが 病で失明した後に 著したのが『失楽園』。(英語タイトル:Paradise Lost) 壮大な叙事詩です。 4年もの歳月をかけて口述筆記されたこの作品…

【英詩を読む 朝の部】 ハーディとシェリー特集

「詩でめぐる英国の旅IV イングランド南部の旅」。 今回は、 ハーディとシェリーの特集です。 英国南部の映像や絵本とともに二人の 生涯と作品をたどりました。 日本で有名な「冬来りなば春遠からじ」 は、 シェリーの詩「Ode to the West Wind(西風に寄せ…