【しっかりワインレッスン】小さいメゾンのシャンパン


毎回、中野先生選りすぐりのワインをご紹介する「しっかりワインレッスン」。
今月は、「知られざる小さなメゾンのシャンパン特集」。


シャンパンは、規模の大きいメーカーだと年間数百万本も出荷されています。
一方、今回ご紹介するのは、ごく小さい規模のシャンパンメゾンが手がける
通好みのシャンパン。その内容を少しご紹介します。


1.年間1万本生産されているシャンパン。
新宿の某デパートでは、ドンペリよりもたくさん売れたのだそうです。
フルーティな飲み心地で、泡モノが苦手な方でも飲みやすいタイプ。


2.年間5万本生産、シャルドネ100%でシャープな味わい。
手がけたのは1922年創業のメゾン。すでに90年の歴史を誇るメゾンですが、
シャンパンメゾンの中では、まだ新参の部類に入るのだそうです。


3.そして最後にご紹介したのは、年間2500本! というシャンパン。
ピノ・ムニエ100%のめずらしいタイプ。
家内工業、というのがふさわしく、ぶどうの収穫から瓶詰めにいたるまで
目の届く範囲で行っているそうです。
生産数の少なさから、ほとんど日本には入ってこないのですが、
今回は、タイミングよくご紹介することができました。


ワインのお供は、すもも・山椒・木の芽のジャム。
ラ・トゥールダルジャン」のエグゼクティブシェフ、
ドミニク・コルビのプロディュースです。
さらにローストビーフや、オランダ土産のゴーダチーズとともに味わいました。


8月はお休み、次回は9月22日(土)午後4時より開催します。