【英詩を楽しむ】雲の詩学

 毎月、アメリカやイギリスの詩人が書いた詩を読む「英詩を楽しむ」。
今月は少し趣向を変えて、「雲の詩学」がテーマです。


講師の武田先生は、長く「雲」にまつわるものを収集されてきたそうです。
その内容は、画集や写真集、詩集や絵本、ポストカードなど
多岐にわたります。


そのコレクションのうち、下の画像はほんの一部。

たくさんの本を回し読みしました。

武田先生が雲に興味をもつきっかけになったという、
ロダンの雲をモチーフにした彫刻、
ボードレールの『異邦人』の一節、
ヘルマン・ヘッセの雲の詩も紹介。


また、雲にまつわる本として、
1939年に出版された絵本も見せてくださいました。
その2冊は、「WOLKEN KINDER」と「Regen Tropfen」。
1970年代に、ドイツ留学中だった妹さんから贈られたものだそうです。


中の挿絵がとてもかわいいので、少しご紹介します。


シェリーの「THE CLOUD」という詩の朗読も聞き、
さまざまな角度から雲の世界を楽しみました。
次回は、7月17日(水)にテニスン作『イノック・アーデン』をテーマに開催します。