【仏教なぜなに問答】

 仏教のふしぎを、ともに考え、ともに学ぶ「仏教なぜなに問答」。
毎月「仏説無量寿経」というお経を少しずつ読み進めています。
四十八願の大願があるうち、今月は「四十三願」を読みました。



四十三願には「いのち終わりてのちに 尊貴〈そんき〉の家に生じる」
という表現があります。

「尊貴の家」は、現代語訳では「人々に尊ばれる家に生まれる」。


お釈迦様が生きた時代、インドではカースト制度に苦しむ人が多く、
カーストから解放されることを願う人が多かった。
そんなことから、この一節が生まれたのではないかというのです。


また、ここでいう「尊貴の家」とは、お浄土のことではないか、
というお話もあり、そこから話題が広がりました。


次回は、7月3日(水)午後6時30分から開催します。