【仏教なぜなに問答】



毎月仏教のふしぎをともに学び、考え、語りあう「仏教なぜなに問答」。

仏説無量寿経」というお経も少しずつ読んでいます。


仏説無量寿経」というお経は、壮大なストーリーからできているといいます。
もとはある国の王であった宝蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)さまが
阿弥陀さま(阿弥陀仏無量寿仏)になるまでのいわれが説かれているそうです。


今月は、「弥陀果徳(みだかとく)」と呼ばれるあたりの、
こんな一節を読みました。


(現代語訳)
「宝蔵菩薩はすでに無量寿仏という仏となって、現に西方においでになる。
(略)その仏(ほとけ)の国は、名を安楽(あんらく)という」


「安楽」とは、極楽浄土の別名だそうです。安楽という言葉から広がるイメージについて、
みなさんであれこれ語り、話が弾みました。


お経では「安楽」とはどんなところか、下記のような説明がつづきます。
「その仏の国土は金・銀・瑠璃・珊瑚・琥珀(こはく)・瑪瑙(めのう)などの
七つの宝でできており、実にひろびろとして限りがない。
そのうるわしく清らかなようすは、すべての世界に超えすぐれている」。


何だか、キラキラとまばゆい世界のようです。
このあたりのことについては、また次回で読み進める予定です。
8月は夏休みで、次回は9月16日(火)に開きます。