【中国茶の時間】小満のころ


物事がほぼ満足にいくとされる、二十四節気の「小満」のころ。


先月は「茶」という漢字を書き比べましたが、
今月は「茶とは何か」を、筆で冊や和紙に書きました。
「茶のバイブル」とされる「茶経」の冒頭から、お好きな一節をセレクト。
たとえば、こんな記述があります。書き下し文をご紹介します。


「お茶は名山からよい茶が生まれる」
「お茶に適した条件は、一に霧がかかる土地であること、二に起伏がおもしろいこと、
三に朝と夜で景色がかわる…」
そういう山には、だいたいよいお茶ができるというのです。


茶経は、8世紀頃に中国で書かれた
古い書物ではありますが、そこで描かれている情景は、
現代にも通じるものがあります。


花湯は、新ショウガとすだち
点は、ライチ
茶は、廬山雲
点心は、焼餅


7月は24日(火)に開催、
大暑にちなんだ漢詩中国茶を味わいます。