【中国茶会】春分のころ

今月は、ろうそくの灯りのもと、
猫柳のようにふっくらした白い芽の「雲南緑茶」を飲み、
お帳面に漢詩を書き写しました。


今月の漢詩は、蘇軾〈そしょく〉の「東欄梨花」と、南啓の「尋胡隠君」。
春のなかの悲しみの詩と、春ののびやかさを詠んだ詩です。
お好きな一節を筆で書き、出来上がった作品を披露しあいました。


今月の中国茶は、龍井〈ろんじん〉茶、
乾菓は、落花生、
点心は、春餅〈しゅんぴん〉。
水菜や三ツ葉、セルバチコなどの野菜と肉味噌を巻いた、
中国風クレープです。


来月は、春の新茶をお楽しみいただく予定です。