【仏教なぜなに問答】

月に一回、お坊さんとともに
仏説無量寿経」というお経を少しずつ読み、
仏の教えを学び、話しています。


今月はお経につづいて、
仏教でいう「方便〈ほうべん〉」という言葉についてのお話がありました。

もともと「方便」とは、相手に合わせることを指す言葉なのだそうです。
たとえば、小さな子どもと話す時には、自然と子どもにも伝わるような
やさしい言葉づかいになる、といった時があてはまるとのこと。


子どもに対してだけでなく、
本当に知恵を持っていると、どんな立場の人に対しても
相手の目線に立って接することができる。
そういったことが仏教でいうところの
「方便」の意味なのだとわかりました。
「頭で理解することができても、実践するのは難しいです」
というお話にも納得しました。