【中国茶会】夏至のころ


一年でいちばん日が長いとされる「夏至」は、
日本では梅雨の時期と重なります。
梅雨という漢字は、もともと梅の実を熟すための雨の時期、
ということからきているのだそうです。


この時期に出回る青梅をシロップ煮にして冷たい水で薄めた
「青梅湯」をまず飲んでから、南宋の詩人・戴復古の詩を書き写しました。


中国茶は、今月、台湾で摘んだばかりの
白毫<はくごう>烏龍茶です。英語ではオリエンタル・ビューティーと呼ばれるお茶で、
若いぶどうの香りがするのが特徴です。


磁器の蓋碗<かいわん>と、土ものの茶壺<ちゃふう>の
2種類の茶器を使って同じ白毫烏龍の茶葉を淹れてみて、
味の違いを飲み比べました。


お茶のお供の点心は、肉入り中華パイ、
乾菓はアーモンド、ドライフルーツのキウイと杏です。