【仏教なぜなに問答】
仏教のふしぎをともに学び、考える時間です。
「仏説無量寿経」というお経を少しずつ読み進めています。
今月は、こんな一節を読みました。
「少欲知足にして染(ぜん)・恚(い)・痴なし」
=欲は少なく足ることを知って、貪(むさぼ)り・怒り・愚かさを離れていた
「和顔愛語にして、意(こころ)を先にして承問す」
=表情はやわらかく、言葉はやさしく、相手の心をくみ取ってよく受け入れ、
雄々しく努め励んで少しもおこたることがない
「少欲知足」「和顔愛語」はそれぞれ四文字熟語としても有名ですが、
もとはお経の言葉なのだそうです。
どちらも清らかな仏の境地をあらわした美しい言葉。
お経の一節を音読するだけで、少し清らかさが伝わるような気がします。
一方で「我々の生きる姿は、貪り、怒り、愚かさでいっぱいです」との声もあがり、
そこから話題が広がりました。
次回は5月20日(火)に開催予定です。