中国茶の時間「茶詩・漢詩と中国茶と」小雪のころ


北の地方から雪のたよりが届く、小雪のころ。


まず花湯は、「八宝茶」をいただきました。
八宝茶には何を入れてもよいといわれますが、
この日は、菊花、メイクイ、桂花、柚子、生姜、
クコ、なつめ、くるみ、恩施玉露(緑茶)をブレンドした豪華版。


蓋碗に湯を注すと、菊花やメイクイがふっくらと咲きました。

  

この日の漢詩は、吾偉業の「初冬月夜過子俶」。
冬の寒い時に友達の家に行き、お茶を楽しむ情景を詠んだ詩です。
外が寒いからこそ、集まって話すのが楽しいという心地が伝わってきます。


中国茶は「金駿眉(きんしゅんめい)」。
紅茶発祥の地、福建省の産でラプサンスーチョンの技法で作られたお茶です。

乾菓は、無花果、サンザシ。
点心は、糊塌子。中国のお好み焼き。


次回は12月18日(火)に開催。
冬至」にちなんだ漢詩を和紙に書き写し、中国茶と点心を味わいます。