【文系のための物理学講座「かわいい物理」:熱】

今月のテーマは、「熱」。
「熱」とは、大まかにいうと
「物質を作っている、原子や分子のでたらめな動きの激しさ」なのだそうです。
では「でたらめな動き」とは、どういうこと?


逆さにしたコップに水を張り、ハガキで押さえても水がこぼれないという実験や、
輪ゴムを唇にあて、伸ばした時と縮めた時では熱が違うことを確かめたりして、
熱の「でたらめな動き」のいろいろを考えました。


さらに、「熱は必ず熱いものから冷たいものへと移動」する、という
熱力学第二法則」のお話もありました。
お湯が冷める。アイスクリームを置いておくと、溶けて室温になる。
そんなことは当たり前のように感じていますが、
この法則が、実はエネルギー問題や環境問題につながっているのだということです。


身近な事柄から壮大な宇宙の運命まで、
すべて「熱」がかかわっていることをお勉強しました。