「雑草のための道具展」ワークショップレポート


「雑草のための道具展」(3月28日〜4月9日開催)関連イベントとして、
4月3日にワークショップを行いました。場所は難波宮跡公園。
作品の一つである標本帖を使い、標本にするための雑草を採集しました。


まずは雑草スポットを紹介しつつ、みんなで公園を歩きました。
図鑑を手に、名前を調べながら観察していると夢中になってしまうもので、
参加してくれた方も、あっというまに時間が経つことに驚いていました。


次に解散し、各自が自由に採集。
摘んた雑草を標本帖に挟んで持ち寄りました。
レジャーシートを敷いておやつと飲み物を楽しみつつお披露目会です!
台紙の上でより美しく見えるように、雑草の大きさや形を選ぶ人、
根っこごと採集して観察を楽しむ人など
それぞれの好みが反映されていました。

標本帖は、少し縦長の文庫本サイズのため
目が文字を読む感覚になるのか
より細部が目に入ってきます。
虫眼鏡で観察するとさらに意外な姿が見えてきます。

ワークショップでは標本帖の仕上げ方も簡単にご説明しました。
標本にするには、この後一週間程度かけて乾燥させます。
標本帖はファイルのようになっており、
表紙を外して中の台紙をいったんバラバラにしてから
キッチンペーパーなどを間に挟んで重しをのせておきます。

上の写真は完成した状態です。


この公園は、冬でも雑草が生えていた場所ですが
少し暖かくなってきたワークショップ当日は、
想像以上に豊富な種類の雑草が見られました!
これからさらに多様な草花が楽しめそうです。
(ワークショップ撮影:成田舞)