【仏教なぜなに問答】


今月は展覧会期間中なので会場を変え、綿業会館で開催、
お経を読むのはお休みし、あれこれお話しました。


たとえば、こんなお話がありました。
月は同じお月様でも、見る人によって見え方がちがう。
そこに、こんな質問が出ました。
法然上人の歌に「月影の 至らぬところはなけれども ながむる人の心にぞすむ」がありますが、そのこころは?


この歌は、「月の光は、平等にあらゆるところに届いているけれども、
月を眺める人しか、その存在に気がつかない」ということなのだそうです。


同じように、「仏さまの慈悲は皆に届いているけれど、
それを聞く人にしか知ることができない」とも解釈できて、
そこから話題が広がりました。


次回3月10日(木)は、お経「仏説無量寿経」も少し読み進める予定です。